ゆびのすきまをすりぬけるのは 、
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星のめぐりに惹きあわされる、これからさきも、きっと、ずっと 。
2009年03月31日(火) 09:42
夢の中で、わたしは僕だった。

少しだけ肌寒くて、星がきらきらしていて、
澄んだ空気の小さな丘の上に僕は小さな妹とふたり、
手をつないで歩いていた。
少しむこうに見えるのは大好きなパパとママのいる家のあたたかなひかりだ。

突然のことだった。
妹が血をながした。

ぼくはこわくてこわくて、だけど冷静で、
パパとママのもとに急いだ。

村の小さなお医者のもとに連れて行った。
妹は母の付き添いのもとに、中年の男のお医者さまの診察を受けた。

僕とパパは別の部屋に呼ばれた。
あたたかなオレンジ色の光のもれる小さな部屋には、
白衣を着て、背中をまるくした白い髪のおばあさんがいた。
おばあさんは僕に妹の様子をたずねた。
僕は興奮してうまくすいこめない酸素で、息切れのようになりながら
妹の様子を話した。
そばで父親は黙って見守っていた。
おばあさんは急かさず僕の話を聞いてくれた。

おばあさんは、みっつの目をもっていた。
左頬の上に、たてにふたつ並ぶの目の、
上側の目はつぶれていて見えてはいないようだった。
おばあさんは僕の話をきいて、やさしくわらう。
僕はおばあさんを、不思議とこわいとは思わなかった。

妹と母親が僕らのもとへやってきた。
妹は母のうしろに隠れるようにしていた。

僕は妹の姿を目にしてやっと、やすらかな心をとりもどした。
そうして、もう絶対に妹を泣かせはしないと
心の中で願い事のように唱えていた。


僕はこの記憶を知っていた。
ずっと遠い昔のこと。
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